1948-06-30 第2回国会 参議院 本会議 第56号
(拍手) かような観点に立つて裁判官というものが馬車馬的に小さな視野を持たず、廣く日本全体のことを考える、日本の向うべきところの大道を弁まえまして、審理に立向わなかつたならば、ひとり司法官は往年非難の的となつたところの、あの司法官化石の声を再び聞くことになるのであります。
(拍手) かような観点に立つて裁判官というものが馬車馬的に小さな視野を持たず、廣く日本全体のことを考える、日本の向うべきところの大道を弁まえまして、審理に立向わなかつたならば、ひとり司法官は往年非難の的となつたところの、あの司法官化石の声を再び聞くことになるのであります。
曾て大木伯が司法大臣になられてときに司法官化石ということを論ぜられたがその当時世論囂々でありました。ところで、政友会内閣におきましては、政友会の二本柱であると称せられておる松田、原という人の中で、松田氏は司法省を背負つて立たれたのであります。